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企画展「人形づくし、春づくし」

2021年02月06日~2021年03月31日

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ポスター

ポスター

 江戸時代を通しておよそ250年間、久留米藩21万石を治めた大名有馬家。初代藩主有馬豊氏(とようじ)が初めて久留米城に入ってから、2021年で400年の節目を迎えます。
 本展では、象牙や銀などの贅沢な素材で精巧につくられた、有馬家伝来の人形や調度品を一堂に公開します。雛人形をはじめとする極小の人形たちは、表情豊かで生命感にあふれ、大名家にふさわしく華やかにつくられた調度品はまさに”春爛漫”。また、久留米が生んだ偉大な発明家、田中久重の手による貴重なからくり人形「弓曳き童子」「文字書き人形」や、味わい深い郷土玩具が揃う小野コレクションも紹介します。個性あふれる人形たちの競演をお楽しみください。
 

展示資料紹介(一部)

貝合わせ雛 明治時代以降(有馬家蔵)

貝合わせ雛 明治時代以降(有馬家蔵)

 蛤の中に一刀彫の内裏雛を飾り、蛤の内側には花、流水を描いています。貝幅3.6㎝の中で完成しているとは思えないほど緻密で華やかな作品です。
 大名有馬家には極小の人形や雛調度の数々が伝来しており、いずれも精巧につくられています。
 

弓曳き童子 江戸時代後期(久留米市教育委員会蔵)

弓曳き童子 江戸時代後期(久留米市教育委員会蔵)


 久留米が生んだ偉大な発明家・田中久重の手によるからくり人形です。ぜんまいや糸からくりなどの仕掛けによって、童子が矢を弓につがえ、的に向かって放ちます。久留米市指定文化財であり、日本機械学会の機械遺産や日本ばね学会のばね技術遺産にも認定されており、からくり人形の最高傑作の1つとされます。
 

黒漆塗鼓と桜花文蒔絵提重(くろうるしぬりつづみとおうかもんまきえさげじゅう) 江戸時代(有馬家蔵)

黒漆塗鼓と桜花文蒔絵提重(くろうるしぬりつづみとおうかもんまきえさげじゅう) 江戸時代(有馬家蔵)

 蓋表に鼓、側面に桜花を蒔絵で表しており、持ち手は閉じた扇を並べた形にデザインされています。11代藩主頼咸(よりしげ)の正室精姫(あきひめ)の所用品であったことが分かっており、この提重(さげじゅう)が納められている外箱に「和宮様より御戴」とあることから、皇女和宮が精姫に贈ったものと考えられます。
 

基本情報

開催期間 令和2年度第3回有馬記念館企画展「人形づくし、春づくし」
・会 期 令和3年2月6日(土)~令和3年3月31日(水)
・休館日 毎週火曜日(祝祭日と重なる場合は翌平日)     
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料 一般 210円(150円)、高校生以下は無料です
※( )内は15名以上の団体料金です。ただし、無料で入館されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料で入館できます(受付で手帳をご提示ください)。
その他 ・上下階への移動は、車椅子対応のエレベーターがあります。
・1階の多目的トイレは、車椅子でもご利用できます。

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