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展示案内

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[常設展]久留米・有馬発見伝2 ―家紋の格と美・夏の彩り・町人のくらし―

2011年05月14日~2011年07月11日

 有馬記念館常設展として、「家紋」「人形」「季節の絵画」を通年のテーマにさまざまな資料を公開します。
 この他、『近代の有馬家』、『城下町と人々のくらし』のコーナーも会期ごとに展示替えをしていきます。折に触れ、お気軽にお立ち寄りください。 

展示内容(一部)

定期的に展示変えを行っておりますので、こちらで紹介した収蔵品が展示されていない場合もございますが、ご了承ください。

大名家を生きる

褐釉四耳壺(呂宋壺)「小烏茶壺」
江戸時代
篠山神社蔵

褐釉四耳壺(呂宋壺)「小烏茶壺」
江戸時代
篠山神社蔵

 茶壺は、織田信長、豊臣秀吉の時代、書院や広間の床飾りとして公的な晴れの道具となり、大名としての格式を示すために大名家が持つべき茶器となります。江戸時代には、将軍家と大名家との間で下賜・献上が行われました。
 有馬家伝来のこの茶壺は、「小烏茶壺」と呼ばれ、5代藩主頼旨の代、宝永二年(1705)に、幕府御用の根付挽物師の池嶋立佐と茶器塗師の藤重藤言に名物(千利休時代の名器)と鑑定されています。 

初夏の彩り

三谷有信筆「鍾馗図」紙本墨画淡彩
 安政六年(1859)以降
 久留米市蔵

三谷有信筆「鍾馗図」紙本墨画淡彩
安政六年(1859)以降
久留米市蔵

 巨眼に迫力ある髭、黒の冠をかぶり、風になびく衣をまとい、手には邪気を払う剣。5月端午の節句でおなじみの魔よけの神、鍾馗です。
 「鍾馗図」は、中国の唐時代に玄宗皇帝が病に伏した時、鍾馗が小鬼を追い払うという夢をみて回復し、当時の大画家・呉道子に鍾馗をえがかせたことに始まります。子どもの健やかな成長を願って、兜や武具などと共に飾ります。
※後期:6月15日(水)~7月11日(月)は、三谷有信筆「白鷺図」を展示します。

城下町と人々のくらし

大福帳
 江戸時代
 久留米市蔵

大福帳
江戸時代
久留米市蔵


 大福帳は、商売で売り買いを記録した元帳です。

 福運がやってくるようにと願って、表紙に大福帳と書かれています。 

人形

御所人形
江戸時代後期~大正時代
有馬家蔵

御所人形
江戸時代後期~大正時代
有馬家蔵

 ふっくらとした白い肌をもつ幼児姿の人形です。桐や桐塑に胡粉(貝殻から作る白色絵具)を塗り重ね磨き上げます。厄の身代り、招福という意味がこめられています。
 西国大名が参勤交代の折、御所に挨拶の目録を贈り、返礼として賜った人形で、江戸へ下る天皇の使いが土産として持参したため「拝領人形」「お土産人形」とも呼ばれました。
 「白菊」「白肉」「頭大」と呼ばれ、近代に入り「御所人形」に統一されました。 

三つ折れ人形、三つ巴紋付小袖
大正時代
有馬家蔵

三つ折れ人形、三つ巴紋付小袖
大正時代
有馬家蔵

 人形の装束にも家紋があしらわれました。羽織は黒縮緬地に三つ巴紋を白く織りだしています。襟から浅葱色の単衣がのぞいています。
 三つ折れ人形は、手足の関節が曲がり着せ替えて遊ぶことができます。白麻地に黒の三つ巴紋が入った単衣が附属しています。大阪出身の三代目とされる市松人形師、廣本乾随の作です。 

基本情報

開催期間 •2011年5月14日(土) ~ 2011年7月11日(月)
•休館日は毎週火曜日、火曜日が祝日の場合、その翌日が休館となります。
•また、常設展終了後の2011年7月12日から7月15日までは、作業のため休館させていただきます。ご了承ください。
開館時間 •10:00 ~ 17:00(入館はなるべく16:30までにお願いします)
入館料 •一般…200円(150円)
•小・中学生…100円(50円)
•小学生未満…無料
•( )内の50円引きの料金は、20名以上の団体料金です。なお、小学生未満の児童や、土曜日の高校生以下の方など、無料で入場されるお客様は団体の人数には含まれませんので、ご注意ください。
•毎週土曜日は、高校生以下の方は無料となっております。生徒手帳等、身分を証明できるものを提示してください。
•障害者とその介助者1名は無料となります。ご来館の際は障害者手帳等を提示してください。

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